企業情報

もうかる農業へ!地中加温に情熱

会社名 株式会社ラジアント 
ホームページ 深層地中加温は株式会社ラジアント 
住所 東京都品川区東五反田4-10-9シャトレー五反田2D 
電話番号 03−5488−5544 
代表者名 杉浦 武雄 
代表者の趣味 将棋
数独
エアロビクス 
設立 1993年1月20日 
従業員数 4名 
事業内容 地中暖房・太陽熱土壌消毒システム設計施工
床暖房・冷暖房システム設計施工 
今後の事業展開
ビジョン
再生可能でCO2発生しないエネルギー(地中熱・空気熱等)利用で寒冷地でも周年栽培を実現できる儲かる農業を構築し、地産地消・農産物の輸出で地域活性化に貢献したい。 
取引希望企業 一般農家 、新規に農業生産を計画している企業、農業法人 

代表取締役 杉浦 武雄 

エージェントレポート
特許を持つ商品と趣味のエアロビクスを背景に70歳を越えてもなおパワフル。
地方を元気に!を自分の使命と考え、走り続ける社長様に感銘を受けました。(取材者:児玉英嗣) 

経営者インタビュー

会社を立ち上げたきっかけを教えてください。
元々私は農業には殆ど興味をもたずに大学で建築を専攻し、海外勤務を経験したいため貿易商社に入社しました。35歳でタイ国勤務を皮切りにバーレンでは「イラン革命」、パキスタンでは「ソ連のアフガン侵攻」に遭遇、貴重な経験をしました。
8年半の海外勤務を経た後、1993年クリントン元米国大統領の「change」に共感し、自分も変わらねばと、さらなる挑戦をしたいとの一念で53歳の時今の会社を設立しクリントン大統領就任式(1月20日)に因んで法務局に登記しました。

 床暖房に興味を持ち、特許申請したが却下され、その技術を「地中加温」に活用することを考えついたのです。
ラジアントシステムの特徴を教えてください。
ラジアントシステムの仕組みは単純です。
、ハウスを閉め切り、太陽熱と40〜60cmの深さに埋設した放熱パイプとの併用によって土壌全体を45℃に加温することで、化学農薬剤を一切使用せずに土壌消毒を実施します。パイプを60cmに埋設した場合80cm深さまで消毒効果が確認され,雑草も生えません。気象条件にもよりますが10〜14日間で完了です。
したがって無農薬・無化学肥料の有機栽培ができる環境となります。

は放熱パイプによる根圏域加温(地中暖房)を実施することで寒冷地でも周年栽培が可能となり、更に土壌微生物の活性化,根の生育促進により作型延長等の効果により増収が見込まれ農業経営が安定します。
省エネ効果があると聞いたのですが?
農作物には生育過程において地上と地中の最適温度がありますが、我国のハウス栽培では殆ど空中暖房のみなので、最適地温が確保できないため収穫量が安定せず、経営が不安定となっています。ハウス栽培では地中暖房は不可欠です。
宮城県でのイチゴ栽培、宮崎県でのマンゴ栽培で20〜30%増収が確認されており、米国の多くの文献に最適地温が確保されれば空中温度を5〜8℃下げることが可能で30〜50%省エネになると公表しています。
環境にも良いと聞いたのですが?
はい。
持続・再生可能なバイオマス燃料(チップ・薪)および電気を熱源とするヒートポンプとの組合せです。バイオマス燃料は地元資源であり、空気熱、地中熱、又は地下水熱は国内どの地域でも容易に手に入る地元密着型エネルギーであり全くCO2排出しない環境にやさしいクリーンエネルギーの利用です。

空気熱源の場合、ハウス内は冬でも日中、太陽熱による膨大に高温空気が存在し、時にハウスを開けてこの熱を捨てています。この高温の熱を日中ヒートポンプチラーで回収し温水を作り地中暖房しながら熱を土壌に蓄熱し、夜間の補助暖房となります。この日中捨てている熱の有効利用は正に省エネそのものです。

又ヒートポンプは吸込温度によって性能が変わります。空気熱源ヒートポンプチラーの場合で25〜30℃が吸込温度とすれば6kwの消費電力で30kwの加熱能力がえられ、この場合COPは5.0となります。COPの高い数値がヒートポンプ利用の最大のポイントです。一方夜外気温度が0℃の場合、COPは2.7です。

即ち同じ熱量に対し電力量料金(従量料金)が約半分になり、電力の基本料金も約半分になります。更に同じ熱量を得るのにヒートポンプチラーの大きさも半分になるので設備費も約半分になります。

地中熱の場合は全国どこでもCOPが4〜4.5の安定的なエネルギーが得られます。
山梨県では地中熱ヒートポンプのみで周年栽培実験中です。

ラジアントヒートポンプ地中加温システムは応用として冷房も可能なシステムです。