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フリーエンジニアがプロジェクトを選ぶ。営業ゼロで良プロジェクトを

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会社名	株式会社聖コーポレーション
ホームページ	人と企業にコミュニケーションを。プロフェッショナルエンジニアにプロジェクトを選べる環境を―「株式会社聖コーポレーション」
住所	東京都中央区銀座2-7-17　ティファニー銀座ビル5階
電話番号	03-3562-5018
代表者名	岸 康一
設立	1992年5月
従業員数	10名 ＊フリーランスエンジニアは システムエンジニア：400名 プログラマ：450名　をはじめとしてハイスキルなプロフェッショナルばかりです。
事業内容	システムエンジニア、プログラマー、オペレーター、OA事務などスペシャリストの人材コーディネート ※登録エンジニアはすべてフリーランスです。
今後の事業展開 ビジョン	◆エンジニアだけにとどまらず、フリーで働く全ての人にプロジェクトを提供できるようになっていきたいと考えています。
取引希望企業	◆フリーエンジニアをプロジェクトに投入したいSIer、システム開発担当者さま

現在、エンジニア派遣の会社さまは多いと思いますが、貴社の差別化ポイントをお教えください。

当社と契約するエンジニアのすべてがフリーランスであり、
高収益をあげるプロジェクトをエンジニア主体で選び取れるということです。

エンジニアをプロジェクトに派遣するケースで多いのは、企業が自社の社員として雇用を確保するケース。
もちろんこの場合、雇用を保証することはできますが、営業は無理なプロジェクトを引き受けざるを得ない。
世の中の仕事は2:8の法則
（全体の2割の業務で8割の収益を作る）でなりたっていますから、そんな無理なプロジェクトは
利益を生むまでに時間がかかる新事業や、外部からの寄せ集めでできた弱いチーム。
つまり、収益になりづらいプロジェクトなのです。それはエンジニアのキャリアアップにつながりませんし、
次にアテンドされるプロジェクトも収益性の低い、キャリアにならないもの。

しっかり利益の出せるチームは解散しませんし、
営業はこのチームに合うプロジェクトを受注する。
"チームありき"の高収益になり、会社の事業推進にも貢献し、
エンジニアのキャリアアップにも通じるプロジェクト。
エンジニアがプロジェクトを選びとるために作ったのが当社です。

当社が固定費として抱える人材はほんのわずか。
経理など事務部門は別会社化していますし、役員報酬はありません。
契約エンジニアとは完全歩合制（コミッション制）をとっており、プロジェクトの90％を彼らに還元しています。
残り10％のうち、営業管理費は4％。残りの6％で会社を運営できる規模なのです。

今のエンジニアが発想を変えなければならない点はどこですか？

"考え方"がもっとも大切だと思います。
自分が今いるその場でどうお役に立てるかを常に考えること。仕事を"もらう"のではなく、"選ぶ"こと。
プロジェクトは「チーム力」ですから、自己中心的に自分だけスキルUPしたい、ではなく、
クオリティの高い仕事をするために自分を変えることも必要。
クオリティの高い仕事をする姿勢と、自分を変え人のお役に立とうとする姿勢が
良い仕事につながっていくのです。

成功する人は、自分の得意スキル、ライフスタイル、キャリアモデルといった
「仕事に対する目標」が明確です。彼らは、不景気の時はグっと耐えて我慢し、好景気の時に転職する。
収入のために仕事をしていないんです。

プロジェクトの歯車から脱し、"個"を活かすための組織作りを今後も重視するつもりです。

ご自身も一技術者だったんですね。

はい。私自身10年間一技術者として働きました。
毎回毎回異なるプロジェクトに派遣され、目先の売り上げ数字に振り回される日々。
その後、フリーランスとして1年間仕事をしました。
エンジニアはフリーランスになると企業に足元を見られてしまうんです。
個人には情報がオープンにならないことも多い。
負荷が多く、ステップUPにつながらないプロジェクトも多かったのです。
そこで、フリーランス同士で情報を集めエンジニアのスキルと報酬に合わせて
プロジェクトを"選べる"環境を作ろうと思い立ったのが当社です。

高収益で事業推進に貢献できる良い仕事を渡り歩くと
スキルUPにつながる人脈にもプロジェクトチームにも出会え、スキルUP・キャリアUPできる。
自分からいい仕事をしている人に出会いにいくことが大切なんです。

ですから、当社には営業がおりません。
当社と契約するフリーエンジニアが属する
高収益な良いプロジェクトの欠員・増員情報を開示してもらうのです。
優秀なエンジニアが属する、高収益なプロジェクトですから、自然と良い仕事ばかり集まる。
ですから、プロジェクトを受注してくる営業は不要なのです。

今後の事業展開をお教えください。

2010年の1年は辛抱の年になりそうです。
設備費など固定コストの削減に力をいれ、
エンジニアメンバーを維持するためひとつの事業に特化し、
強みをさらに伸ばしていくつもりです。
長期的には医者、ライター、写真家、スタイリスト、シェフなど
あらゆるフリーランスにこの仕組みを応用し、
Win-Win-Winとなる仕事を紹介していけたらと考えています。

ひとりでも多くのエンジニアに"人のお役に立ちたい"という発想を持っていただけたらいいですね。

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