企業情報

日本各地の食・農を全方位型プロデュースで地域活性に貢献

会社名 株式会社コミュニティブレインズ 
ホームページ 地域密着型で全国各地の中小企業・地場の食材の事業計画策定・ブランディング・商品開発・販路開拓-「株式会社コミュニティブレインズ」 
住所 〒104-0061 東京都中央区銀座1-15-7 MAC銀座ビル3階 
電話番号 03-5761-9135 
代表者名 清水 一徳 
設立 2008年7月 
従業員数 3名 
事業内容 全国各地に潜む隠れた食材・企業の発掘、事業支援、プロデュース、コンサルティングを行っています。また、まちおこし、農業支援なども手がけています。
◆地域密着型の商品・食材に関する事業モデル策定、ブランディング、商品企画、プロデュース
◆食と農、エコロジーに関する情報・技術提供、プロデュース
◆まちおこし、村おこし事業 
今後の事業展開
ビジョン
地場に根ざす企業のCSRや、地域一体となった農業へ取り組んでいきたいと考えています。また、地域の中小企業へプロフェッショナルなデザイナーと組んでハイクオリティなPR戦略を提供していければと考えています。 
取引希望企業 ◆自社の製品を強力にパワーアップさせたい地域の中小企業さま
◆地域活性を行いたい自治体さま 

代表取締役 清水 一徳 

エージェントレポート
クライアントが日本全国にあるということで、各地を飛び回り多忙な清水さま。福岡が大雪で何cmも積もっていたとのこと。各地に根ざすお客さまひとりひとりを大切にする姿勢が各企業のコンサルティングにつながっているのではと感じました。

(取材者:石川 香苗子) 

経営者インタビュー

地域活性という貴社の事業、具体的にお教えください。
日本全国にひそむ、農業従事者、地場で良い食品を作る加工業者さまの
事業の価値を高めるコンサルティング、商品プロデュースをしています。
今、日本の地方で課題となっているのは農業および、中小の食品加工・小売業者の発展。
味噌、しょう油、豆腐など地域に根ざした良い品を持っていても
ブランディング、商品企画、販売支援といった分野のノウハウがないケースが多い。
地域に大手量販店が出店すると、地元の商店街はシャッター商店街になってしまう。
そして時を経てその量販店も撤退してしまうと、
徒歩圏内に買い物へ行ける商店街そのものがなくなってしまうんです。
それではもったいない。

経営コンサルタントや中小企業診断士との違いは、流通チャネルを増やすことにとどまらず
自分のフィールドに合うお客様を自ら作り出すサポートをすること。
大手百貨店や地域の大手スーパーに自社商品を納入したいというお話を
よくいただくのですが、それよりも今のリソースをいかに活用するかが重要。
今ある自社の製品を活用して新ブランドや新商品を見出していくサポートをしています。
例えばお米の生産者の場合、
ネット通販のショッピングモールには3万社のライバルがいる。
それなら5月の苗を植える時期に田植え体験希望者を募り、
自分からお客さまを作りに行った方がいい。どれぐらい消費者ができるか先読みできるので
生産調整も可能です。
消費者にも食の安全・安心を自ら作り出していく意識が必要なのです。
「良いものがほしければ見合う対価を払う」という消費者の意識作りが重要。
そんな消費者を自ら作り出す動きが生産者にも必要だと考えています。

地域の農業生産者や食品加工業に携わる方々により良いブランディング、事業戦略を
提供しています。
クライアントはどんな企業・団体が多いですか?
自治体など行政が3〜4割、全国の中小食品生産者、農業従事者、食品加工業が6割を占めます。
コンサルティング会社にで多岐にわたるプロジェクトへ関わってきた人脈から
お仕事をちょうだいするケースも。

農商工連携して、地域や農業、食品加工業の活性化に努めていきたいと考えています。
プロデュースがうまくいった具体的な事例をひとつお教えください。
福島の製餡工場の「和ジャム」プロデュースは代表例かもしれません。
大正時代から代々続く製餡工場として、
業務用の餡をパン屋、和菓子屋などへ卸す事業を行っている同社。
餡の品質も良いのですが、近年中国から安価な餡が増え伸び悩んでいました。

そこで、Consumer向け商品を自社で作り認知度を高めようと考案されたのが「和ジャム」。
トーストに塗るように、餡の中にマーガリンが練りこんである新たな製品。
名古屋でブームの小倉トーストから発想を得ています。
福島県内では量販店にも卸し、安価に市場の皆さまの手元へ届け認知度を高める工夫を
いたしました。一方「食文化を作る」という意味では高級志向への対応も考えています。
2010年2月の「スーパーマーケットトレードショー」にも出展し好評いただいています。
B to C向けにと自社製品を開発したのですがその取り組みは必ずB to Bへと帰ってくる。

「和ジャム」の営業展開を進めている際に「和ジャム」のサンプルをお渡ししたら、
餡本来の品質が評価されてお彼岸向けの餡の発注が増え、新しいお取引先が増えた
−Consumer向けの餡を開発できるということが、必ずB to Bビジネスにも帰ってくるんです。
このようなブランディングを積極的に行っていくつもりです。
今後の事業展開をお教えください。
アメリカで活発化するCSA(Community Supported Agriculture:地域に支えられた農業)の
仕組み作りに取り組んでいきたいと考えています。
また、地方の中小企業のCSR(企業の社会貢献活動)にも事業として取り組みたい。
地方の中小企業はどうしても、地域に対して、お客様に対しての意識が低い。
地方の食品加工業者の消費期限表示の問題はこういったところから出てきたといえるでしょう。
以前コンサルティング会社で行っていたCSRは大手企業向けが中心。
そのノウハウを各地の中小企業へも導入できたらと考えているのです。
例えば、農家がエンドユーザーに対して行うお米を植える体験はCSRの一環にもなる。
例えばそのうちの5%を環境のために還元する等方法はたくさんあるのです。

また、20代後半〜30代前半のプロダクト、パッケージ、アート、webの領域に強いデザイナー
と組んで中小企業の商品プロデュースを盛り上げていけたらと考えています。
こういった専門家の知見や人脈が非常に重要です。

コンサルティング・プロデュース、コミュニティを活かした農業、CSR、専門的なデザインと
日本各地にひそむ名品を全方位からバックアップしていければと考えています。

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