企業情報

ブライダル業界の革命児−伊野部イズムで世界を席巻

会社名 アライヴァル株式会社 
ホームページ 新郎・新婦がセレクトできるウェディング ふたりだけのオリジナルウェディングを提供−「アライヴァル株式会社」 
住所 [東京サロン]
東京都中央区銀座6-6-7並木通り 東京朝日ビル2F
[福岡サロン]
福岡県福岡市中央区赤坂2-4-5 シャトレサクシーズ1F・2F
[北九州サロン]
福岡県北九州市小倉北区船場町3-7 みかげテラス2F 
電話番号 03-3567-8051 
代表者名 伊野部 博孝 
代表者の趣味 人と人を結びつけること 
代表者の座右の銘 座右の銘ではありませんが、座右の書があります。
「人を動かす」「上司の哲学」
北風のような誰にでも厳しい人から太陽のようなポカポカした人間へ変わるきっかけをくれた本です。 
設立 2000年1月11日 
従業員数 90名 
事業内容 ◆レストランウェディング専門の「オリーブの丘」
◆ウェディングプロデュースサロン「アライヴァル東京・福岡・北九州」
◆ウェディングプランナー養成スクール「アライヴァル・ウェディングカレッジ」
◆ドレスギャラリー「ALLURE(アリュール)」
の企画・運営を行っています。

セレクトショップのように自分ですべてを選べるブライダルプランニングをサポートしています。 
今後の事業展開
ビジョン
◆上海・韓国・台湾等アジアへ日本のウェディング文化をファッショントレンドとして輸出したいと考えています。
◆日本の「和文化」を結婚式という文化を媒介に世界へ広めたいと考えています。
◆日本の地域活性に尽力し、日本全体を大きなセレクトショップへ高めたいと考えています。
◆若手経営層の育成に力をいれたいと考えています。 
取引希望企業 ◆和文化を結婚式へとりいれたいきもの業者、百貨店の外商さま
◆新しいウェディングの形に共感してくださる企業さま 

代表取締役 伊野部 博孝 

エージェントレポート
とにかくエネルギッシュな伊野部社長。取材が始まるまで隣のブースで採用面接をしていらした社長ですが、若手社員育成のためパワフルに新人に説明をする様子に心打たれてしまいました。実際取材をしてみて、すぐ社長のファンになってしまった私。社長の熱さ、暖かさ、人をひきつける魅力が事業をけん引しているのだと感じました。

(取材者:石川 香苗子) 

経営者インタビュー

群雄割拠のブライダル業界。貴社のオリジナリティをお教えください。
ブライダルにおける"セレクトショップ"をコンセプトに、
自由なウェディング・プランニングを提供しています。特色は大きく3つあります。

1つは、式場、ドレス、小物などすべて好みのものを自由に選べること。
自社で運営する式場やレストランを持ちません。
また、この式場にしたからこのドレスにしなければならないといった制限もない。
セレクトショップでこだわりのアイテムを選ぶように、
お二人がこだわるウェディングを実現できるのです。
披露宴ではなく、今はやりの1.5次会がいいといったパターンもOK。
40人程度の小規模ウェディングも可能です。ですから、お二人のこだわりが反映された
オリジナリティあふれる結婚式で感動も二倍、三倍にすることができるのです。

2つめは、スタッフのフットワークの軽さ。
年中無休で夜24時まで営業しており、一般受付は22時まで承っています。
創業10年というベンチャーだからこそのフットワークですが、
お仕事をお持ちのカップルに好評いただいています。

そして3つめの特色は、プロデュース料をいただかないこと。
お客さまには、式場に直接行くよりもお安く済みますよとお伝えしています。
ブライダルは結局物販で収益があがるわけですから、
プロデュース料をいただく必要はありません。

ホテル、ウェディングプロデュース業界に長く携わってきた私だからこその
ビジネスモデルと言えるかもしれません。
社長の熱い魂の源を教えてください。
きっと、祖母なんだと思います。私は父にとてもよく似ていた。
生命保険のトップ営業マンだった父を私は大変尊敬していたのですが、
祖母にとっては「育て損ねた息子」だったようです。その所以は今になるとよくわかるのですが
幼少の頃はまったくわからなかった。
野球選手の荒木大輔選手を見て「ウチにもあんな子がいればねぇ!」と言われたり
近所の方に向かって「この孫は出来損ないで…」といった厳しい言い方をよくされた。
当時は馬鹿にされたようで悔しかったのですが、それが実は原動力になっている。
「俺が祖母の言う立派な人間になってやる」「父を超える人間になってやる」
そう思っていました。
それが経営者になるという思いにつながっています。
…トップ営業マンを超えるのは経営者しかいないと考えたのです。
今のような、熱くでもあたたかい経営者になるまでの経緯をお教えください。
「経営者になる!」という思いのもと18歳で起業し、
当時珍しいホットサンドの店を出すのですが、あえなく失敗…。
その後ホテル勤務を経てブライダルの営業へと転身します。
当時、お客さまはほぼ全て口コミと紹介だけでいただいていました。
200人の紹介を獲得していたのです。ホテルのブライダルフェアにいるカップルをつかまえて
ヒアリング、かばんひとつでブライダルプロデュースをしていました。
ホテルにはよく怒られていましたが…。

その頃、当時の上司、副社長から教わったのが「人を動かす」と「上司の哲学」。
営業マンとしては業績を上げていた私でしたが部下の育成にまでまったく気持ちが
回らなかった。自分と同じように厳しくしたんですね。
それでは部下は動かないし、育たない。人の気持ちや立場を考えず、厳しくなりすぎていた
自分にハっとするものがありました。
当時尊敬していた上司から薦められたこの本が私の人生を変えてくれたと思います。
今後の組織戦略をお教えください。
私は今36歳ですが、経営者として脂がのっている今だからこそ現役のうちに
後継者を育てたい。
ですから就職セミナーにも力をいれ、私自身の言葉で強く想いを伝えます。
ひとりひとりの学生がどこにうなずき、どこで目を輝かせるか実は見ています。
これは、と想った学生は面接の時に私自身が強く口説く。
経営を任せられるようなセンスのいい学生は見ればわかります。そんな学生を一本釣りすべく、
次世代の経営陣を日夜探しています。
では、事業としてはどのように拡大していくつもりですか。
まず集客チャネルを増やすことですね。
ブライダル雑誌を読まない人々を囲い込んでいきたいと考えています。
そのために、M&Aを行い、時間や信用をスピーディに手にすることは重要です。
また、上海・韓国・台湾といった日本のファッションがトレンドとして流入しているアジアに
日本のブライダルをファッショントレンドとして取り入れたいと考えています。
また、日本独自の「和の文化」を海外へ文化として輸出すべくきもの文化の推進にも力をいれます。
たとえば、レンタルきものは京都へ直接買い付けへ出向いています。
婚礼用に作られた量産の着物ではなく、京都老舗の百貨店に卸している
一針一針丁寧に誂えた高級な着物を扱うこと。上質なものを身に着けてもらい、
また、ゲストの方に見てもらうことで、和の素晴らしさをどんどん広めて行きたい
日本には染め、織りの貴重な文化がある。
これを一般にも知らしめたいのです。

和文化を世界に発信する取り組みのひとつとして街づくりにも取り組みたい。
結婚式文化を支える神社へ外国人が観光しにくる仕組み。
そして、日本全体がセレクトショップかのようにほしいものを自由に選び取れる
街にしたい。
その取り組みのひとつとして、当社事業の発祥の地、福岡の赤坂けやき通りに
若手経営者を集めて街づくり支援も行っています。
今後は「伊野部塾」を作って若手経営者の支援も行っていきたいと考えています。

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