企業情報

クリーニングを超え"住環境を改善" 店舗で不要品買取をスタート

会社名 株式会社喜久屋 
ホームページ クリーニング・夜間集配・無料で6ヶ月保管・マンションフロントコンシェルジュ-「株式会社喜久屋」 
住所 【本部】東京都足立区保木間1-5-4
※その他工場所在地はこちらをご確認ください。 
電話番号 03−3884−6883 
代表者名 中畠 信一 
代表者の座右の銘 「孝は百行の本」(こうはひゃっこうのもと)
☆親孝行は百の行いの本であるという考え方です。最も感謝すべき親に感謝、安心、満足してもらえてはじめて、他人さまに満足していただけると思うのです。 
設立 1956年5月1日 
従業員数 270名 
事業内容 クリーニング一般加工及び衣類のリフォーム
◆クリーニング&リフォーム店舗
…首都圏で直営・FC160店展開
e-closet(イークローゼット)…シーズンオフ衣料をクリーニング料金のみで最大6ヶ月無料保管
Moonlight Delivery23…23時までOKの夜間集配
◆ F.C.S(フロント コンシェルジュ サポ−ト)…マンションコンシェルジュと提携したクリーニングサービス
◆ifネット…マンションと近隣クリーニング業者の橋渡し 
今後の事業展開
ビジョン
◆今後2年間で"不用品買取サービス"を行う店舗を4〜50店舗増やしたいと考えています。
◆新規出店を増やしていくつもりです。 
取引希望企業 ◆マンションを多数お持ちのマンション管理会社・マンションコンシェルジュさま
◆出店用の土地をお持ちのオーナーさま
◆「住環境改善サービス」に関わるビジネスを行っている企業さま 

代表取締役 中畠 信一 

エージェントレポート
中畠社長の「時流」の読み方に感動。この時代を生きる経営者すべてに伝えたい内容でした。また、社員の方々を大切にされる考え方にも感銘を受けました。「社員が働いてくれるから」この考えが、働きやすい環境づくりにも、事業を拡大する礎にもなっているのだと思います。

(取材者:石川 香苗子) 

経営者インタビュー

まず、貴社の手がけるオリジナリティ溢れるサービスをお教えください。
今一番力をいれているのは
ネットオフとの提携によって実現したクリーニング店舗での不用品買取りサービス。
現代は少子高齢化も進み、マンションも狭くなっています。
オフシーズンの衣類を無料で6ヶ月間保管するサービスは以前から手がけていました。
それに加えて、エコが重視される時代。
不要な衣類を捨てたりリサイクルするのも個人ではなかなか大変。
そんな現代の"お片づけニーズ"に併せて考案したのが
「クリーニング店舗での不用品買取サービス」。

これまでにも、23時まで集配に伺う夜間集配サービス、
マンションコンシェルジュ業者と提携しマンションのフロントでクリーニングを受け付けられるサービス、
当社のネットワークとデータベースを活かし、
マンション管理会社の持つ物件の近隣で優秀なクリーニング行業者を選定するサービスなどをご提供してきました。
クリーニングの域を出て、"住環境の改善"を提案するサービスを展開しています。
社長は2代目とお聞きしました。プレッシャーなどありませんでしたか?
事実上29歳で経営を継ぎ、今は第二創業期にあたります。
「何のために継ぐのだろう…」と考えた時期はありました。
そこで考えた経営理念が「喜久屋でよかった」。

専門学校を出てすぐ千葉県の財団法人モラロジー研究所に勤めました。
年間8,000人の受講者が1週間ほど合宿して道徳を学ぶ研修施設。
そこで「心を身体を使わせてもらって、学ばせてもらう」うちにこの経営理念にいたりました。
ご利用いただく消費者の皆さまにも、働く社員にも「喜久屋でよかった」と
思ってもらいたい。それが当社の価値なんです。
ですから、地域社会貢献、女性の就労支援、世の中の人々が役立つサービスの提供に
努めています。

私の背中を見てくれているからでしょうか、
息子も小学生の頃から会社を継ぐと言ってくれています。
親が本当に仕事に誇りを持ち、従業員も楽しそうにしていて、常にチャレンジし、
家で社員を褒めたりしていると自然と継ぎたくなるもんなんです。
次々と登場する新サービスのアイデア。どのように時代を読んでいるのですか?
これにはコツがあるんです。何よりも、"時流を読み、同じスピードに乗る"ことが大切。
"時流"の「本流」「支流」「一過性の流れ」を見極めることが必要なんです。
「本流」は世界共通、普遍の強い流れで、例えばインターネットの普及や温暖化などがそれです。
「支流」は、「本流」から派生した内容。モバイル、エコ、少子高齢化、晩婚化、マンションが狭いなど
より具体的な内容になってきます。
「一過性の流れ」は気にする必要のないこと。リーマンショック、原油高、円高など今だけの問題です。
「本流」と「支流」に合っているかが非常に大切ですが、そのためのヒントは
"善か否か"。消費者の利便性、安心、助かるを実現する商品やサービスかどうか。
堅い言い方をすると
「人類の生存、発達、安心、平和、幸福を実現するモノやコト」
であるか。事業を始める際に常に心に留めておくキーワードです。

大切なのは、この3つの時流をしっかりつかみ、同じスピードに乗ること。遅くでもいけないし、早すぎてもいけない。
のぞみ号が止まらない新幹線の駅で、待っていたときのこと。通過するのぞみ号を見て
ふと思ったんです―「同じ速度で走り、飛び、見ることができれば、乗客の顔や食べているお弁当までわかるはずだ」と。
ですから、日々繁華街へ行って、モノ、人、ファッション、ヘアスタイル、家電量販店などのトレンドや売れ筋を体感しています。
婦人服も、ギャルブランドもファッション誌もチェックしています。

そうやって、時流はまず知ることが大切ですが、次に現場へ行って体感する、そして自社の事業の中に取り込むこと
-はやっている背景や理由を見出すことが大切だと思うのです。
社員の方を大変大切にされるそうですね。
そうですね。社員が働いてくださるから当社は成り立っていると思います。
役員にはもちろんありませんが、超過勤務手当ては社員全員に出しています。
極力残業のないようにしてるんですけど。

埼玉の事業所にはキッズルームを作って子どもの面倒を見られるようにしていますし、
シングルマザーの店舗オーナー向けにお子さんにご飯を食べさせられるようなスペース
も用意しています。

また、サービス開発においても社員に負荷のかからない開発を重視しています。
それは、必要な原価を積み上げてモノを作ろうということ。
デフレや値下げはどこかに必ずしわよせが来る。
だから、値下げではなく原価を積み上げて世の中に役立つサービスで勝負したいのです。
今後の事業展開をお教えください。
"クリーニング+シーズンオフ衣類の保管+不用品買取"―この3点を行う
クリーニング店舗を2010年、2011年で4〜50店舗に増やしていきたいと考えています。

また、新規出店にも力をいれ、ますます社会貢献できるサービスを提供していこうと
考えています。

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