企業情報

医療の前線、病院スタッフを全力バックアップ。4病院の経営を推進

会社名 ユナイテッド・ヘルスケア株式会社 
ホームページ 全国で4ヵ所の病院コンサルティング・経営改善-「ユナイテッド・ヘルスケア株式会社」 
住所 〒160-0005
東京都新宿区愛住町23-14 ベルックス新宿ビル10F 
電話番号 03-5919-3830 
代表者名 坂本 哲章 
代表者の趣味 写真を撮ること、詩を書くこと。
最近ではこだわりのオリジナルパーツでパソコンを作ることにも熱中しています。 
設立 2007年4月 
従業員数 25人 
事業内容 ☆全国で4つの病院の経営を受託しています。
◆医療介護施設の経営管理業務受託
◆医療介護施設のコンサルティング 
今後の事業展開
ビジョン
◆病院経営の成功モデルを世の中に広めていきたいと考えます。
◆病院と産業界が連動して新ビジネスを行いたいと考えています。 
取引希望企業 ◆病院を建て直したいとお考えの病院経営者さま
◆地域の病院を活性化し、利用しやすくしたいと考えの自治体さま
◆病院と連携して自社のビジネスを広めたいと考えの企業さま
(健康維持のためのレシピ、フィットネス、健康管理関連など) 

代表取締役社長 坂本 哲章 

エージェントレポート
坂本社長はとても穏やかで、人を大切にされる方。自社の社員はもちろん、病院スタッフひとりひとりのキャリアプランや意志、なりたい人間像にまで気を配っていらっしゃいます。人に対する深くて大きな愛情に、大きな感動を覚えました。すべての経営者の方に、スタッフに対する愛情を見直していただけたらと感じました。

(取材者:石川 香苗子) 

経営者インタビュー

病院を4つ経営とのこと、貴社のビジネスモデルを教えてください。
病院から経営を請負い、プロフェッショナルな医療スタッフが安心して医療に専念できる
ようにバックアップしているのが当社。
医療スタッフは、医療の専門家ではありますが経営の専門家ではない。
そこで、スタッフが活き活きと働くことができる環境を整え、
かつ、経営状態の改善を行っています。かといって、それはいわゆるリストラの断行とは違います。
スタッフが患者さんに提供したいサービスは何か、どんな医療を提供したいか。
しっかりコストを考えながらそのサービスを提供していきます。

たとえば、患者さんが使う布団。
業者に値引き交渉すると今までの1/3の値段になるというのです。
しかし、そこをただコスト削減するのではなく、今までの約半分の値段にする代わり、
良質な羽毛布団に変えました。
"患者さんのために"働いているスタッフたちですから、このようなことを喜ぶのです。

地域にも利用者にもスタッフにとっても本当に必要な病院をいかに見極めて
経営を軌道に乗せるか。当社の大きな役割になります。
2010年1月29日に日経新聞でも報道されましたが、今回経営を託された
「川口工業総合病院」も地域に必要な病院の1つです。
企業と違い、病院はスタッフの方がプロフェッショナルばかりかと思います。経営で気をつけていることはなんですか?
院長やスタッフがやりたいことに耳と心を傾け、実現し、支えることです。
スタッフが働きやすい環境を整えることが一番。病院は人事制度が整備されていない部分が
多いですから。
例えば、看護師さんは師長になると夜勤手当がなくなるため、責任が重くなるにも関わらず
給与が下がってしまう…。そんな一般企業では解決済みの問題も、病院経営では重要な要素
なんです。

"病院は職員のもの"。-この考えを常に心に留めています。
人は自分が認められている、愛されていると思えるからがんばれるんです。
人には"働く理由"がある。それを理解して尊重し、敬意を持ちたい。
人は幸せじゃないと走れないんです。人の背中を一生懸命押すより、自分が走った方が速い。
個人の人生目標と組織の目標をきちんとすりあわせることが大切。
だから、4病院の全スタッフと面談をしています。
赤の他人のおむつを変えたり、介護できたりするプロフェッショナルな彼らに
心から敬意を感じています。
なぜ、医療分野に進出しようと考えたのですか?
景気に左右されず、しかも社会に貢献できる。要は事業としても安定するし、
生まれてくる子どもたちのためにもなる、その両立ができるからでしょうか。

医療分野のマーケティングをしていたころ、世はバブル経済。しかし、だからといって
医療機器の大量発注があるわけでもなく(笑)堅調な推移でした。これはその後バブルがはじけた
あとも変わらなかったんですね。安定的に成長していた。この時代、経営が維持できるだけで
"低成長"と言われます。そんな分野が医療なのです。とは言え、マニフェストに医療が入っていた
時は驚きましたけれど。
30代半ばに結婚して子どもが産まれたことも大きかったと思います。
「子どもにどんな社会を渡せるだろう?!」と考えましたね。
何かを100万個売るよりも、少しは良くなって住みやすくなる社会を手渡せるのは
医療だと思いました。その医療の本場、病院の経営を良くしようと考えたのです。
もともと、医療に関する仕事をしていたのですか?
実はまったく違う畑なんですよ。
金属関連の会社で営業をしていて、営業がとても好きだったんです。
所属している会社が事業部制(独立採算制)になったため、財務の専門知識を学び、
経理に2年おりました。その後はずっとマーケティング部門。液晶用レンズのマーケティング
など様々な分野のマーケティングを経験しましたね。
アメリカ駐在なども経て、いよいよ営業?! かと思いきや、今度は携帯電話の電子部品の
マーケティング。
気づくと一番長いのはマーケティングですね。ずっと、医療分野に携わりたかったんですけど。

その頃、ITXという会社で社内ベンチャー制度があることを知りました。
事業を立ち上げて、いいプランなら出資をしてくれて、事業が立ち上がるまで
給与も支払ってくれるという(笑)。そこで、1年半かけて2007年4月にできたのが
当社です。
今後力をいれていきたい事業戦略を教えてください。
大きく2つあります。
1つは病院経営の成功モデルを広めたい、ということ。スタッフが活き活きと働けている
病院は経営的に厳しかったり、逆に経営がうまく成り立っている病院はスタッフが抑圧
された気持ちで働いていたり。スタッフの働く環境と経営を両立させた病院経営をしたいですね。

もう1つは病院と産業界の連携。例えば潜在的に糖尿病になる可能性のある人が全員糖尿病
になったら、医療費が現在の3〜4倍、80〜120兆円になるとも言われています。また、10年間
寝たきりになる人が激増する可能性も秘めている。
そんな中、病気になる前にしっかり健康管理できる体制を病院と産業界が連携して行うことが
できれば。"診断"や生活指導ができるのは病院だけですから、食事や健康管理、フィットネス
と病院の診断が連携して日本人全体の健康管理ができるようにしたいと考えています。

そこには数々のビジネスチャンスがあるはずです。

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