企業情報

フォト素材集のパイオニア。デジタルサイネージにも進出

会社名 マイザ株式会社 
ホームページ ロイヤリティーフリー素材集の老舗-「マイザ株式会社」 
住所 〒162-0825東京都新宿区神楽坂6-67神楽坂FNビル6階 
電話番号 03-5225-7220 
代表者名 諏訪 博之 
設立 2004年3月1日 
従業員数 9名 
事業内容 ◆写真、イラスト等デジタルデータの企画・製造・販売
◆フォント、ソフトウェアの販売
◆コンテンツダウンロードサイト「デザインコンシェルジュ」の運営 
今後の事業展開
ビジョン
◆トレンドを先取りする素材を作っていこうと考えています。
◆デジタルサイネージなど次世代型デジタルメディアの登場に備えて、15秒、30秒、1分などのフリー動画コンテンツの提供も考えています。 
取引希望企業 ◆ストックフォトを大量に使用するweb制作会社さま
◆ストックフォトの販売代理を請け負いたい企業さま
◆web制作、印刷物制作に取り組む企業さま 

代表取締役 諏訪 博之 

エージェントレポート
和の雰囲気漂う神楽坂のメインストリートに位置するMIXAさま。諏訪社長のお名刺には「代表取締役雑談担当」とあり、名刺から話しやすい空気を作ってくださいました。新メディアの登場と共に新しい企画を次々と発信する必要のある会社さまだからこそ、リアルな人とのコミュニケーションを円滑に進めようとする雰囲気つくりを大切にしていらっしゃるのではないでしょうか。

(取材者:石川 香苗子) 

経営者インタビュー

社長は元からストックフォトやデジタル分野の専門家だったのですか?
いえ、実は違うんです。当社は大日本スクリーン製造という京都の会社の
社内ベンチャーで、ひとつの事業部からスタートした会社です。
私自身は、印刷関連機械を販売する営業をしていました。
半導体製造装置や液晶製造装置を作る大日本スクリーン製造が放つ
「マルチメディア分野」の事業部として発足したんです。
半導体製造装置や液晶の製造装置は、自社の機械がどこで使われているか
目に見えにくいですよね。
そんな時、写真、イラストなど一般の方でも理解できるようなビジネスも
おもしろいな、という発想です。
アメリカではデジタル写真をCD-ROMに収録して販売するというビジネスが始まっていました。

そこで、デジタルフォトを売り出そうというアイデアでスタートしたんです。

老舗の会社で初めての社内ベンチャー。
半年に一度は経営陣へビジネスプランを持っていって会議…これを3〜4年
繰り返してようやく2004年に独立することができました。

2008年からはJTBさんとも資本提携し、より強固な経営基盤を確立できたと言えます。
なるほど…まったく違う分野からのスタートだったんですね。現在ではこの業界も広くなってきたかと思いますが、貴社ならではのこだわりを教えてください。
トレンドをキャッチする企画力とスピードでしょうか。
デジタルフォトやフォト素材集が使われるのは紙・webいずれも"メディア"。
とすると、いかにトレンドをつかめているか、
いかに時代のニーズにあったコンテンツを提供できているかが勝負になります。
被写体、モデルさんのメイク、企画。すべてを常に見直す必要があります。

例えば、同じ「食」の写真でも以前は「豪華で綺麗に見える素材が欲しい」という
要望が多かったのに対し、2009年は「内食」ブームに乗り「簡単で家庭で安く作れる料理」
の素材のニーズが増えています。
また、フィットネス系の素材も以前は本格的な「筋トレ」「スポーツ」素材が多かったのですが、
ここ4〜5年は「メタボ予防」向けの素材が増えていますね。
「農業」ひとつとっても本格的にトラクターを使った農業の写真ではなく(笑)、
家族が趣味で休日に行う農業の写真だったり。

ひとつの分野でも時代に合わせてニーズは移り変わって行くんです。
早く取り入れすぎて失敗するものもあればヒットするものもある(笑)。
それでもたくさんのオリジナル企画を発信していきたいですね。
そうするとお客さまはwebの制作会社が中心ですか?
もちろん、web制作会社さま、個人のwebデザイナーさまも頻繁に
ご利用いただいています。
しかし、紙のグラフィックデザインを行う印刷会社さまや、
ロイヤリティーフリー素材集を販売してくださる代理店さんともお取引が多いんです。

最近ではモバイルコンテンツの待ち受け画面や、電車広告などで多用されている
デジタルサイネージに使われることも増えています。
今後どのような事業戦略を考えていますか?
トレンドを重視、とはいえ、景気に左右されないジャンルの素材を多く企画していく必要があるでしょうね。
また、来る新メディアということでデジタルサイネージ向けコンテンツに力を
いれていきたいと考えています。
音楽、ナレーション、動画などを搭載した15秒、30秒、1分の長さの動画。
また、Flash素材にも取り組むつもりです。

ただ、当社はあくまでも素材を提供する会社。
なので、新しい素材、という意味での動画コンテンツを提供していきたいと考えています。

今後も新しいメディアの登場は著しいはず。ですから、ニューメディア、ニュートレンド
をいつもすばやくチェックする感覚は経営に欠かせない要素になるかと思います。

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