企業情報

イエナカ消費ブームの火付け役、住環境をより快適に

会社名 株式会社イエノナカカンパニー 
ホームページ イエナカ消費専門のサービス・コンサルティングを提供-「株式会社イエノナカカンパニー」 
住所 〒102-0074東京都千代田区九段南2-2-8松岡九段ビル 307 
電話番号 03-6268-9159 
代表者名 小木曽大志 
設立 2009年 
従業員数 4名 
事業内容 ◆イエナカ消費支援・サービス事業
「イエコック」、webサイト「イエノナカ」運営、ビジネスサポート、調査モニターによるイエナカ消費に関する調査 
今後の事業展開
ビジョン
ターゲットごとに細かくセグメントされた、住む人のニーズに合わせた住宅展開を考えています。子育てしやすい住宅、女性が働きやすい住宅など…。これからもイエナカライフのニーズは増えていくと考えています。 
取引希望企業 ◆不動産ディベロッパーさま
◆家事代行業者さま
☆住環境に関わるビジネスを展開されていらっしゃる企業さま 

代表取締役 小木曽大志 

エージェントレポート
元コンサルタントとwebや各メディアで拝見していたので、ビジネスライクで話しにくい方なのでは…と思っていました。しかしそれは全く逆。とても穏やかで、耳を傾けて下さる方。そうやってお客さまの声にも丁寧にゆったり耳を傾けるからこそ、新しいマーケットニーズを見抜き、新たな事業を企画し続けることができるのだと感じました。

(取材者:石川香苗子) 

経営者インタビュー

貴社の事業内容を教えてください。
2009年に話題となった家の中での消費活動「イエナカ消費」に着目したサービスを
展開しています。
野菜中心の健康志向料理を10分で作れるサービス「イエコック」や
イエナカライフをサイコーにするポータルコンテンツサイト「イエノナカ」、
家事代行サービスを提供する「イエナカサービス」事業を展開する企業への
マーケティング・コンサルティング業務と
「イエナカ」専門に幅広く業務を行っています。
その他、20万人の調査モニターを抱え、イエナカ消費に関連するモニター調査も行っています。
現在、自炊のできない高齢者が数多く住む高齢者専用賃貸住宅との業務提携や
働く女性が多数住む住宅を提供している不動産ディベロッパーとの業務提携を進め、
少子高齢化に向けて「イエナカ時間を快適にする」サービス、家事代行、
料理代行などのサービスを強化しています。
イエナカ消費、が注目されるようになったのは2009年ですが、いつ頃から着目していたのですか?
本格的に「イエナカ消費」を事業の柱にしようと決めたのは2009年の創業直前です。

前職はシニアコミュニケーションという会社でシニアマーケティングを行っていました。
当時役員をしていましたが、
自分でひとつの分野で舵取りをしたいと思い会社を興したのです。
分野として「イエナカ」部門を選んだのは「少子高齢化問題」を
幅広く扱いたいと思ったから。
今高齢者を支えているものは医療保険、介護保険、そして少し性質は違いますが年金。
高齢になっていくと、身の回りの基本的なことが自分でできなくなっていきます。
片付けや大きい荷物の上げ下げ、家事など…そういった分野から支援していきたいと
考えたのです。
少子化が進み、今どんどん労働人口は減っています。その対策としては
海外から移民を受け入れるか、高齢者の方々に再び働いていただくか、女性に積極的に
働いていただくかの3パターンです。
1つめの案は言語的に日本では難しい、
高齢者の方々に再度働いていただくのも厳しいでしょう。
であれば、女性が働きやすい環境を整えて女性が働くことを当たり前としていくことが
必要だと考えました。
調査モニターがすでに20万人とか…? どのように集めるのですか?
自社で全て行おうとは考えていません。
全ての分野ですでにプロフェッショナルな企業さまがいるので、そういった企業と
提携し、力を借りるようにしています。
調査モニターに関しては、株式会社アルトビジョンと連携し、調査母体を整えました。
また、会員組織を運営している事業者と連携し、会員組織を調査モニター化する
などの方策を進めています。

不動産ディベロッパーさまと組んだ家事代行支援も同様。
お客さまは不動産ディベロッパーさまや家事代行関連会社さまが中心です。
こういったお客さまとお取引する際は、工夫をしています。
今は住宅もなかなか売れにくい時代。300戸ある集合住宅があまるという話もよく聞きます。
そんな中、先に不動産会社さまへ、住宅の付加価値を高める企画をご提案します。
実現が決まった後、周辺にある家事代行企業を探しています。
家事代行関連の企業さまは中小企業さまが多いんです。
老舗といわれる会社でも設立10年ほど。すなわち、新しいマーケットなんです。
ですから、家事代行企業さまへマーケティングやPRをサポートするご提案をし、
マーケット全体の付加価値を高めようとしています。
住宅の付加価値を高めたいと考える不動産ディベロッパーさまと、
新たなマーケットを創出したい家事代行企業さまとの間に入って
企画・マーケティング・コンサルティング業務を行っています。
すでに各メディアにも取り上げられていますが、新しいマーケットを見つけ世の中に効果的にアピールするヒケツを教えてください。
各メディアの編集の皆さまとは懇意にさせていただいています。
プレスリリースや広報活動は大切にし、メディアの方々にも注目していただければと考えています。

新しいマーケットを見つける努力は、社会人として働く中である種の恐怖感と共に
身に着けていったものかもしれません。
私が就職したのは氷河期まっただ中の1998年。
大学在学中の96年には山一證券が破綻し、就職した98年には長銀が破たんするなど、
日本的な経営が崩れた時代。
もう右肩上がりにはならない、伸びることのない日本の中では新しいマーケットを
常に考えていかなきゃ生き残れないという恐怖感が常にありました。
こうした新たな企画を考える時は常にお客さまの声をヒントにしています。
今ならディベロッパー、家事代行業者さま、彼らの声によく耳を傾けるようにしています。
また、お客さまから「お客さまのお客さま」つまり、お客さまの先にいる消費者や
ユーザーの声に触れ、何を考えているか聞くんです。
本当にリアルにユーザーの声がほしければモニター調査をします。
お客さまの中にマーケットニーズは眠っていると思うので、
新聞や雑誌などの情報以上に生の声を大切にしています。
お客さまの声を大切にする姿勢というのはコンサルティング時代からのクセです。
お客さまの話を聞くのが8割、何かアドバイスなどさせていただくことは残りの2割という
スタイルでしたね。

あとは、マーケットを見つけたらとにかく企画を考えてぶつけてみること。
すると、良い、悪いの反応がもらえる。
何が良くて良いと評価していただけたのか、何がダメでボツになったのか、
その原因がわかる。すると、お客さまのニーズもより明確になるんですね。
お客さまの琴線に触れられるような提案をこれからもどんどん投げていきたいと
考えています。
今後の事業展開をお教えください。
住宅を紹介するようなサイトをはじめ、イエナカに関する専門的なwebサイトをいくつも
立ち上げていきたいと考えています。これから立ち上げる事業ごとにwebをもって
消費者のみなさまにコンテンツ提供をしていければと考えています。
住宅内の環境をより良くしていける様々な事業展開を模索中です。
早ければこれから1〜2年以内に少なくとも10ぐらいの事業が立ち上がっていく予定です。
2010年の目標としては「イエコック」事業の準備を早急に進めていきたいと考えています。
「イエコック事業」をより少しでも多くの人に知ってもらい、認知度を高めたいですね。

また、高齢者向け専門住宅、子育てしやすい集合住宅、働く女性にとって快適な住宅など
ターゲットをより細かくセグメントした集合住宅を提供できればとも考えています。
子育て、家事、ペットなど、人生のフェーズフェーズで人が大切にしたいものは違う。
だからこそ、今この瞬間に大切にしたいことを尊重していきたいのです。
今までは住宅に住む人が合わせていた。これからは住む人に合わせる住宅を提供したい。
不動産としては高くついてしまう物件を、セグメントされたターゲットに合わせて
付加価値を高めていければと考えています。

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