企業情報

"泡立てネット"を世の中にリリース。"カワイイ"を形に

会社名 有限会社モンクレール 
ホームページ "魔法の泡立てネット"を企画、開発、販売、意匠・商標登録まで-「有限会社モンクレール」 
住所 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-14-11 
電話番号 03-5411-3811 
代表者名 數村いづみ 
設立 1990年 
従業員数 3名 
事業内容 ◆泡立てネットをはじめとする美容グッズ、コスメ、生活雑貨の企画・販売
☆さまざまな化粧品メーカーやブランドとコラボレーションして商品を提供しています。 
今後の事業展開
ビジョン
新たなコスメグッズを数多く企画し、製品化していきたいと考えています。 
取引希望企業 ◆泡立てネットを使って商品展開したいコスメブランドさま 

代表取締役 數村いづみ 

エージェントレポート
千駄ヶ谷の駅からアパレルブランドのプレスルームが数多く並ぶおしゃれな道を行くと現れるモンクレールさまのオフィス。オフィスやキッチン、トイレ、バスルームなどあらゆるスペースが女子の"お姫さまゴコロ"をくすぐる空間に。数多くのプロダクトデザインを手がけてきた數村さまご自身がオリジナルデザインし、海外でのみ手に入るアイテムを持ち帰ったからではないでしょうか。そんな社長が手がける、女子の"キレイになりたい"想いを叶えるコスメグッズの数々。注目度、大です。



(取材者:石川 香苗子) 

経営者インタビュー

貴社のコスメグッズというと"泡立てネット"が有名ですが、特徴をお教えください。
世界初の泡立てネットを開発し、商標・意匠登録したのは当社です。
当初"紙ふうせん型"と呼んでいましたが、
今はフランス人形のスカートのようなふわふわしたドレス型になっています。
今では、このドレス型の泡立てネットを意匠登録しています。

12年前に販売開始しましたが、当時は世の中に泡立てネットそのものが存在しませんでした。
化粧品の訪問販売を手がけており、
「毎日たのしく簡単に泡立てができるように」と思って考案したものです。
当初はなるべくパッケージにコストをかけずに製品化したのですが失敗しました。
お金をかけることで目に留まり、注目度が高まるのだと実感した瞬間でした。
特に女性は"カワイイ"ものが大好きですから、パッケージのビジュアルも大切だったのです。

情報番組"花まるマーケット"内の「クイズママダス」で取り上げられ注目度があがりました。
番組放映翌日、東急ハンズの全国各店舗担当バイヤーから連絡があり、
取り扱われることに。
それから2010年で12年となります。
現在ではコストを下げた類似品も増えましたが、
世界で初めて企画・開発し市場に流通させたのはわたくし共の泡立てネットです。
世界初泡立てネットというと、お客さまはコスメブランド中心ですか?
そうですね。
コスメブランドや小売店(東急ハンズやソニプラ)がメイン。
ブランドとコラボする場合は、洗顔、化粧水、乳液、泡立てネットなどすべてがそろった
コスメキット内に、オリジナルの泡立てネットとしてご提供差し上げるケースが増えています。
大手百貨店内にブースを持つラグジュアリーコスメブランドからも、
ブランド専用泡立てネットの開発を依頼されることが多くなっています。

今では女性向け美容雑誌やあらゆるコスメブランドから当社の泡立てネットを名指しで
ご指名いただくことも。コスメブランドからは
"当社のフェイスウォッシュを泡立てるには御社の泡立てネットでなきゃ!"
とまで言われることも。
市場にあるあわ立てネットの中では少々高値ですが、素材やディテール、ビジュアル、
すべてにこだわりを持っている点をご評価いただいています。
現在は世界的メジャーキャラクターの泡立てネットを開発中です。
社長はもともとコスメに関わるお仕事が長いのですか? 創業経緯を教えてください。
コスメというより、デザインやものづくりが大好きだったんです。
小さい頃から昔から何かを作るのが好きで、人形の洋服を作るなら
"どうすれば腕が通るんだろう?!"とひたすら考えるのが好き。
服飾系専門学校時代は、小物の手工芸デザインを手がける「ハンディクラフト科」を専攻し、
バッグ、アートフラワー、絵、小物デザインとありとあらゆるデザインを行いました。

就職して小売店向け専門メーカーとして独自のビジネスモデルが有名な「エトワール海渡」で
デザインルームに属し、生活雑貨のデザインを手がけていたのです。
ティッシュボックス、インテリア小物など様々なアイテムのデザイン・製品化に携わりました。
その後、「営業をやってみたい!」と思い立ち、10年ほど化粧品メーカーの訪問販売。
トップクラスの成績を収め続け、泡立てネットの企画・商品化へたどり着き、
当社を設立したのです。
商品企画の時に心がけていることはなんですか?
「コレを使ったらキレイになれる"気がする"」
「コレは"カワイイ"から使いたい」
という"気持ち"を大切にしています。

毎日のことですから、「カワイイから使いたい」「キレイになれると思える」と
モチベートし続けられることが重要。
化粧品の訪問販売を行っていた時、お客さまに泡立ての重要性をご説明していたんです。
けれど、ご自分ではなかなかキメ細かい泡を立てるのは難しい。
泡立てはお水+空気+石けん成分が重要。
ネットを使うと手でやるよりも何百回分もの空気が10秒ぐらいですぐに出入りする。
だから、当時はみかんのネットをお渡ししていたんです(笑)。けれど次の月にご訪問したら、
なくしたり洗濯機の裏側に入ってしまっていたなんていうことが結構多かった。
そこで、カンタンで泡立てが楽しくて毎日続けたくなるネットを作ろうと思いついたんです。

女性ってやることが多くて忙しいですから、結構ものぐさ。
そんな方でも楽しく長続きするよう心がけてアイデアを出しています。
今後の事業展開をお教えください。
2010年度は、泡立てネットの発売から12周年。
ソニプラさんなどで大々的にキャンペーンを展開しています。
「美肌美爪キャンペーン」と題して、
「魔法の泡立てネット」に当社オリジナルネイルバーをもれなくおつけして販売しています。
また、今まではなかったボディ用泡立てネット(肌に直接触れても傷つかないよう、
ネットの周りを天然素材でケア)やソープイン泡立てネット(ネットの中に石けんを入れっぱなしにしておける)も開発。
より多くの方にカワイク、キレイになっていただきたいと考えています。

長期的には、当社のある「青山」「原宿」スタイルを
日本のファッションノウハウとしてもっと世界に広めたい。
きめ細かい商品企画やデザイン、人への接し方、こういったクオリティの高いサービスは
日本オリジナルのもの。
中国やカンボジアなどへ今後進出するにあたって、世界的に注目されている
「青山スタイル」「原宿スタイル」のファッションとして街全体を売り込んでいけたらと
考えています。

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