企業情報

クラウド型"ユニットホスティング"アクセス集中時だけのサーバー

会社名 株式会社dino 
ホームページ 低額でユニットホスティングを提供 次世代型クラウドサービス-株式会社dino 
住所 〒150-0002東京都渋谷区渋谷3-13-11 渋谷TKビル7F 
電話番号 03-5778-0258 
代表者名 高原 芳浩 
設立 1998年8月14日 
従業員数 22名 
事業内容 ■Webシステム開発および保守
※web系の業務用システムをオリジナルでプランニング・開発をしています。
※PHP5、symfony、MySQL、PostgreSQLなどを用いた開発が中心です。
■PHPコード監視・チェックサービス
■レンタルサーバ事業
※2010年リリースの低価格ユニットホスティングサービスが好評をいただいています。 
今後の事業展開
ビジョン
◆社内の若手エンジニアを増やし、育成していきたいと考えています。
◆ユニットホスティングのユーザーを増やしてくつもりです。 
取引希望企業 ■ある一定時間だけサーバー容量を大きくしたい企業さま
■オリジナリティ溢れる業務用webアプリケーションを使用したい企業さま 

代表取締役社長 高原 芳浩 

エージェントレポート
正直、web開発に関してはほとんど知識のない私…。難しい話でついていけなかったらどうしよう、と緊張しながら取材に伺いました。しかし、穏やかにお話してくださり、噛み砕いて説明してくださったおかげできちんと理解できました。大手クライアントの担当者と直接やりとりしているからこその丁寧さなのでは、と思います。今、話題のクラウドコンピューティングの先駆け。今後の展開が注目されます。

(取材者:石川 香苗子) 

経営者インタビュー

貴社の新・ユニットホスティングサービス、今話題ですね。
2006年末から開発を企画し、当初2009年リリースを予定していました。
最終的には、2010年3月満を持して完成。
2010年になってから「SaaS」「クラウド」がニュースを賑わすようになりましたが
正直"時代がついてきた"感があります。タイミングが良かったと言えるでしょう。

2006年ぐらいから「クラウド」型の考え方はトレンドになりつつはありました。
なので社内で開発を行う際に使っていた仕組みではあるのです。
今までのサーバーサービスは、家賃や引越しと同じように初期費用がかかり、
年単位の契約が必要で、毎月固定費がかかった。使用量は関係ないわけです。

しかし、今回の当社「ユニットホスティング」は
"サーバーに負荷がかかる時にだけ、容量を増やす"という仕組み。
例えばアパレルのショッピングサイトの場合、
タイムセール実施時だけアクセスが集中してサーバーダウンしてしまうケースがあった。
かといって常時マックスの容量が必要なわけではありません。
そこで、サーバーに負荷がかかる時期だけ増やせるサーバーを提供。
月額1,980円から1ヶ月単位で使用可能です。2010年6月からは時間単位での提供もスタート。
個人事業主の方などが低コストでwebを使った事業を始めたいという時にも
有効に使えるツールです。
初期のまとまった費用も、毎月契約しなければならないわけでもありません。
必要な時に必要なだけ、ご利用いただければいいのです。
ADSLや光サービスなどインターネットのインフラでは実現していたサービス。
これが、サーバーでも実現したことは大きいと言えるのではないでしょうか。
もともとサーバー周りの事業が中心だったのですか?
基本はwebの業務用システムの受託開発を行ってまいりました。
SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)サイトやブログサイト、
ECサイトやモバイルコンテンツなど幅広く携わっています。

1998年の創業当初はwebアプリケーションやwindowsアプリケーションが多かったですね。
今でこそ普通になりましたが、当時は珍しい「指紋認証装置」を開発したことも
ありました。
そうすると、すべて自社開発になりますか? すごいですね!
そうですね、クライアント先に常駐することはせず
すべて社内オリジナルでコンテンツを開発しています。
ですからお客様としては、大手キーTV局や、大手アパレルブランド、某音楽事務所、
インターネット系ベンチャー企業など(お名前を出せないのは残念なのですが)と
直接お取引をいただいています。
大手キー局のモバイルサイトリニューアルのプロジェクトでは
各キャリア公式の14サイトを一挙リニューアルしたり、
大手アパレルブランドとは、ECサイトと在庫物流管理をできるシステムをご提供するなど
直接システム開発をご提案しています。

おかげさまで、ご紹介や引き合いをいただくことが多く、
"優秀なチーム"としてご好評いただいています。
個人個人が少数精鋭で技術力も高いことはもちろん、大きなプロジェクトを運営できるだけの
会話力や理解力、提案力といった総合的なコミュニケーション力をご支持いただいています。
普段から、チームワークの優秀さを重視してプロジェクトを進めるようにしています。
若い人材を育てる環境を整えるためにも、全て社内開発にこだわり
プロダクトアウト(自社の強みをサービスとして提供し世の中へリリースしていく考え方)
していきたいと考えています。
"当社にいてプロジェクトについていくだけでエンジニアとしてのスキルがあがる"ような
プライオリティの高い企業にしていきたいですね。
貴社は東京工業大のベンチャー認定を受けていらっしゃいますね。
もともと、私が東京工業大学の大学院卒なんです。
学生時代からほとんど大学には行かず、フラフラして好きなことばっかりしていた(笑)。
…その延長で起業したという感じ。
「お前、開発できるんだったらこれ作ってよ!」「あ、いいっすよ」という感覚で。
当時のお客さんは100%知り合いです。

周りは真面目に授業に出て、すごい研究をしているヤツが多かったですが。
でも、おかげさまで早くからビジネスの世界に身を投じることになり、
自社で技術力を磨いたり、オリジナルの強みを身につけていくことの重要性を
身にしみて覚えることができたと思います。
今後の事業展開をお教えください。
半導体メーカーにとっての「ファウンドリ」(半導体チップの設計図さえ持ち込めば
チップを開発してくれる設備を整えている工場。
半導体メーカーは自社で工場を持たなくて済む)のような存在として、
効率的にクライアントの要望に応えていけるようになりたいと考えています。
クライアントにとっての"ソフトウェア開発工場"のような位置づけ…。
「こういうことがしたい!」という要望さえあれば、当社で実現していく
企業になっていきたいと考えています。

そのために、若手人材を数多く素早く育成して要望に応えられるよう鍛えていかねば
なりません。
その際、技術力よりも、好奇心や英語のテクニカルサイトを辞書を用いてどんどん調べる
力、きちんと話ができることの方を重視していきたいと考えています。

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