企業情報

1mの等身大ラジコン飛行機を海外直輸入パーツで

会社名 株式会社リトルベランカ 
ホームページ
「リトルベランカ」-等身大ラジコン飛行機、デザイナーズ飛行機、海外から直輸入の高性能モーター、RCは当社で
 
住所 〒160-0008
東京都新宿区三栄町28-3 
電話番号 03-6457-4808 
代表者名 小林 睦夫 
代表者の座右の銘 「人のつながりが財産」

☆当社が、部品や機体を供給するパイプとなり、お客さまに丁寧に品物を提供して行きたいと考えています。また、人と人とのつながりによって、世界トップクラスのメーカーさまとのお付き合いを実現させていただいたと考えています。 
設立 2000年10月 
従業員数 2名 
事業内容 ◆等身大サイズの航空機・ラジコン関連商品の輸出入及び製造、販売。
◆航空機・ラジコンなどの試作・テスト飛行・PR
◆新製品の開拓、企画、買い付け 
今後の事業展開
ビジョン
◆世界トップクラスの製品を作るメーカーさまに仕入先を特化するつもりです。
◆現状のお客さまに常に最新の情報を提供していくつもりです。
◆大型ラジコン・飛行機に興味を持ってくださる若手層に
この趣味の楽しさをお伝えしていきたいと考えています。 
取引希望企業 ◆当社輸入の飛行機を扱ってくれる小売店さま
◆新しくラジコン飛行機を趣味ではじめようという個人さま
◆観光客などを誘致したい方
(大きくて広い飛行機を飛ばせる場所があれば、飛行機教室など開けます) 

代表取締役 小林 睦夫 

エージェントレポート
ラジコン、というとおもちゃ屋さんにあるパッケージされたものを想像していました。しかし、リトルベランカさまのドアをあけてびっくり。私と同じくらいの大きさのデザイナーズ飛行機が目に飛び込んできて、ラジコンの概念が大きく変わったと感じました。大好きな飛行機の話をする小林社長のキラキラした目に、もっとユーザーが増えたら! と切に感じました。


(取材者:石川香苗子) 

経営者インタビュー

ラジコンというと、街のおもちゃ屋さんを想像していました! 等身大サイズなんですね!
この業界をご存知ない方にはよく言われることなのですが、実はそうなんです。
全長80cm〜150cm、こどもから小柄な女性ぐらいのサイズの大型ラジコンなのです。
一般的に知られている箱に全ての部品が入っているラジコン
(業界ではトイ・ラジと言います)と違って、部品ごとに取り揃えます。

当社の場合はどの部品も海外のこだわりメーカーと直取引の専属契約を結んでいます。
機体はイタリアのデザイナー、モーターはドイツのHacker社、
バッテリーはマレーシア、スピードコントローラーはチェコ。
大型ラジコンの競技会で数々の賞を取るようなメーカーさんと取引させて
いただいています。
海外から直輸入…。メーカーさんと直取引できるようになったきっかけを教えてください。
ラジコンの人脈と見聞を広めるため、世界各地を行動したからでしょうか。
有力な海外メーカーの社長さまから、ご紹介いただいてお取引が始まるケースばかりです。

2005年にフランスで開かれた競技会でドイツのモーターメーカー、Hacker社の社長と
お近づきになれたことが飛躍のきっかけになりました。
Hacker社のモーターは競技会でよく優勝していたから社名も社長の名前もよく知っていた。
業界雑誌にもよく出ていましたが、どうコンタクトをとっていいのかわかりませんでした。
2005年の競技会でようやく個人的な話をする機会を得ることができ、
どのようにメーカーをスタートさせたのか等深い話をお伺いできたんです。
そこで「Hacker社の製品を扱わせてください!」と直談判。快くOKしていただき取引が始まりました。

取引が始まった後も、中国の経済特区にあるモーター工場へ出向いたり、ドイツ本社を見に行ったり。
その過程で工場長と親しくなり、機体をデザインするイタリア人デザイナーを紹介してもらったのです。
世界トップクラスのメーカーが「良い」と言うデザイナー、バッテリー、スピードコントローラー。
これは信用できる、と思いました。
みなさまからの紹介を経てたどり着いた部品たちです。

今もメーカーの"ファミリー"のような位置づけで近いお付き合いをさせていただいています。
ただの「売り先」「買い先」としてではない、個人的なお付き合いです。
半年に一度はどちらかが出向いて会い、食事をしたり、飲みに行ったり、旅行をしたりしています。
イタリアのデザイナーからは、ご家庭に呼んでいただくこともしばしば。

今後もこのような出会いとつながりをひとつひとつ大切にしようと考えています。
行動に移す情熱がすごいと思います。小さい頃から飛行機がお好きだったのですか?
そうですね。もともと"憧れ"レベルで好きだったんです。
ラジコン、というか飛行機の実機(自分で運転する)が好き。
実は飛行機の実機のパイロット資格を持っているんです。
日本だと、試験を受ける際の天候も不安定で、250〜300万円ぐらいかかる。
アメリカだと、カリフォルニアやハワイなら毎日天気が良くて、
日本で車の免許を取るのと同じぐらいの値段でパイロットになれるんです。

50歳ぐらいまでは実機専門でしたよ。
その頃、外資系のASP(ビジネスで使うパソコンソフト)メーカーで
日本法人の社長をしていたんですが、本国の親会社が倒産。
資金調達がままならず、あきらめました。

そこで、アメリカでは実機のニーズが高くばんばんその辺を飛んでいたので(笑)、
日本でも飛行機実機のパーツを売ろうと考えたんです。
ところが、日本には全く実機ユーザーがおらず、マーケットがびっくりするほど小さかった。
一人だけだけ実機パーツを販売する方がいたのですが、通訳など他の仕事も兼務していたんですね。

日本には実機パーツのニーズは少ないと判断して大型ラジコンに取り組むようになりました。
とすると、現在のユーザーはコアな飛行機好きの方が中心ですよね。
そうですね。
40〜60代の男性が中心です。
機体だけで15〜6万円かかり、一台分そろえるには50万円くらいかかるので、
医者、歯医者、建築事務所経営…という方が多いかもしれません。
歯医者さん、というのが面白くて、歯の技工に使う道具がラジコン工具と似ているのだ
そうです。

本当のコアなマニアはスポンサーがつくケースが多いので、
そうではなくコアなマニアに憧れるファンがお客さまの中心となっています。
今後はどのような展開を考えていらっしゃいますか?
まずは、扱うメーカーの淘汰。
以前はリアル店舗も持って、低単価製品も幅広く扱っていましたが今は閉鎖。
高単価・品質の高い製品に絞って、時間的余裕をもっと取り、事業を推進して
いきたいと考えています。

もうひとつは、ユーザーマーケットの拡大。
消費に積極的ではない若年層に対して、大型ラジコンの面白さを
アピールし、新しいユーザー層を発掘していきたいと考えています。

より多くの人々に新しい趣味の世界で心安らぐ世界を知ってほしいと思っています。
そのためには時間を確保し、もっと革新的な仕事に取り組んで改善していきたいと考えています。
利益率をより高められる経営を目指したいですね。

この企業と取引したい(この企業のホームページへリンク)