企業情報

創業130年、緩み止めの新たな市場へ

会社名 石徳螺子株式会社 
ホームページ 脱落防止の緩み止めナット 
住所 〒125-0062
東京都葛飾区青戸5-17-5 
電話番号 03-3604-2611 
代表者名 石川隆一 
代表者の趣味 学生時代からテニスを続けています 
代表者の座右の銘 我以外師なり 
設立 明治11年 
従業員数 42名 
事業内容 産業用締結部品、ねじ全般、関連機器類の卸売・直売 
今後の事業展開
ビジョン
一般の方でも購入できるようにホームページからでも購入できるようにしたいです。 
取引希望企業 ■クリーン産業
■太陽光発電を取り扱っている企業様
■振動でお悩みの企業様 

代表取締役 石川隆一 

エージェントレポート
マッスルナットを実際に見せていただき、本当に緩まないか試させていただいたところ、びくともしないなっとに大変驚きました。
今後このナットが様々なところで使わればどんな振動の悩みも解決されますね!
(取材者:中林 苑子) 

経営者インタビュー

事業内容を教えてください
関東地方、東北地方の同業者にねじを中心とした締結部品の卸売りを行っております。
また東京では高層ビル、病院、大学、マンションなどの再開発の設備用のボルトナットを供給しております。
今まで六本木ヒルズ、ミッドタウン、羽田空港など約200物件ほど納入させていただきました。
マッスルナットについて教えてください。
当社は明治11年創業で、戦前からねじを扱っていました。
ここ最近公共事業も縮小してきて、この業界も日々縮小しております。
今後どうやって生き残っていくかということろで自社製品の開発を進めました。
ある展示会のアンケートで一番多かったのが
「緩み止めのナットが欲しい」という声でした。
当社の技術者が開発を進め、出来上がったのが「マッスルナット」です。
緩み止め機能がついた脱落防止のナットで、どんな振動でも絶対にはずれません。
他社でも緩み止めナットのはたくさんありますが、脱落防止機能がついているナットは当社だけになります。
「日本品質保証機構」での振動試験でも試験片すべてがクリアし、振動の強さは証明されております。
動画はコチラ
このナットを導入するメリットを教えてください
作業現場には本締めの前に仮締めという工程が必ずありますが、
中には仮締めのまま忘れてしまうというヒューマンエラーが必ずあるようです。
しかしマッスルナットはそのようなミスが起こっても、脱落防止機能があるのでナットが落ちることはありません。
他社のナットより価格は少々高いですがメンテナンスが不要の為、
メンテナンスの度に、足場を作る必要もなくなり結果的にマッスルナットを導入することによりコスト削減へと繋がります。
大きさもM8〜M16まで大きさを取り揃えております。
脱落防止の秘密を少しだけ教えてください
基本構造は3巻半のコイルです。
ナットの延長線上にコイルが備え付けられ、一定方向には回りますが
戻そうとするとボルトの首を締め付け戻らない仕組みを作っています。
逆方向に戻そうとすると、コイルがナットに対して縮まるようになっているのです。
今後の事業展開を教えてください
今後は太陽光パネルの架台の設置に利用していただくつもりです。
太陽光パネルは風圧や風力で振動が起きるので、ナットが重要になってきます。
とある団体より海外の輸出用に「盗難防止のために絶対取れないナットを作ってほしい」というご依頼がありました。
実際に取れないナットをつくり、お客様にご提供したところ
作業は海外の人がやるので失敗する人が多いので今度は取れるようにしてほしいとのご要望がありました。
「取れないナットが取れるしくみ」難しいですよね…しかしお客様からのご要望に対しては積極的にチャレンジしていこうと思います。
現在工具メーカーと提携して、その工具でしか取れない特殊な工具を開発中です。
今後のビジョンを教えてください
緩み止めというのはいろんなところで使われています。
自動販売機やATMの鍵の裏にも緩み止めがついています。
また三味線に使われる部品の開発も行っております。
三味線は弾いているうちにどうしても部品が緩んでしまうそうです。
今後この技術を応用して、様々なところに展開していけたらいいですね。
今まで大変だったことはありますか?
12年前に社長に就任いたしました。
父の後を継いだという形ですが、時代の変化に伴いやり方も時代にあったものを求められます。
歴史が長いだけにやり方が古く、変革をしようとする人もいませんでした。
だったら私が変革を起こそうと思いましたね。
しかし中には今でやってきたことをなぜ変えなければならないという意見もありました。
信頼を得るためには自らが動いて、時代に対する変化を読み取る力をつけなけれなならないと思っております。
その時代にあったものを扱い、自分達の自己実現を目指すというコンセプトでやっております。

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