企業情報

みんなの町工場に

会社名 北星鉛筆株式会社 
ホームページ 鉛筆なら北星鉛筆 
住所 〒124-0011
東京都葛飾区四つ木1-23-11 
電話番号 03-3693-0777 
代表者名 杉谷和俊様 
代表者の趣味 自社の製品で絵を描いたり作品を作ったりすることでリフレッシュしております。 
代表者の座右の銘 『開拓人生』
自分の道というのは誰かに切り開いてもらうものではなく
自分で歩いていかなければならないのです。 
設立  
従業員数 28名 
事業内容 鉛筆の製造販売。
おが屑を利用した粘土や絵の具の製造も行っております。 
今後の事業展開
ビジョン
外国人が浮世絵に刺激を受け
日本人が油絵に刺激を受けたように
木彩画という新たなジャンルとして
外国人に刺激を与えたいと思っています。 
取引希望企業 芸術系の学校。
学校の教材を作っている企業。
大学に木彩画というコースが出来たら
非常にうれしいです。 

役員代表取締役社長 杉谷和俊様 

エージェントレポート
地域の取り組みに積極的で、非常に子供が好きなんだなという印象を受けました。
インタビュー中もたんくさんの社会化見学の子供達が来ており、笑顔があふれる素敵な工場でした。
(取材者:中林苑子) 

経営者インタビュー

御社の原点を教えてください
祖先は元々伊勢で徳川に仕えておりました。屯田兵として北海道へ渡り、木材屋を始めました。
それが北星鉛筆の原点です。

祖先は筆を使う仕事をしていたので「これからは鉛筆が来る」というのをわかっていたんでしょうね。

もともと東京に「月星鉛筆」という会社があって震災で焼け崩れ、北海道に渡ってきました。
しかし北海道での鉛筆事業はうまくいかず、祖先がその会社を買い取りました。
北海道だから「北」ということで「北星鉛筆」になりました。
『他社には負けない!』という御社独自のウリや強みを教えてください。
鉛筆の製作過程で出るおが屑を利用して粘土や絵の具を製造しております。
昔は風呂屋がおが屑を引き取りにきていた時代もありましたが最近はゴミでしかなくなりました。
どうにかして再利用できないかということで燃したり、薪を作ったりと試行錯誤した結果粘土にたどり着きました。
自負している点はなんですか
鉛筆というのは製作過程で原料の40%を廃棄しています。しかしこの40%を利用することで
中国にも勝る鉛筆工場になると思っております。

「日本でやる価値がここにあり」と言ったところです。

鉛筆産業というのは年々縮小されています。専門文具が流行った時代もありましたが、
北星は昔から子供に向けた商品一筋でやってきましたそこが生き残った勝因だと思っております。

物ではなく価値を売る、そんな企業でありたいですね。
自社の製品を通して伝えたいことはありますか
昔の子供は何かやろうとする時自分から作ろうとしていました。しかし最近の子供はある程度できた状態で手に入るので
物を作る機会が減ってきました。このおが屑から作った粘土は固まった後、彫ることもできます。
漆を塗れば、日本の伝統技法にもなるとても奥が深いものです。

頭にあるものを形にしていくという教育を北星の商品を通してできたらうれしいですね。
何か新しい事業を始めるそうですね。
「観光鉛筆物語」という企画が進んでおります。
鉛筆は東京の地場産業。東京にしかない資源をうまく利用できないかという事を考えておりました。
都内の小学生の社会科見学や地方の修学旅行生に実際に鉛筆を作っているところを見学してもらい
次に粘土で遊んでもらって鉛筆の製作工程にじかにふれてもらいます。

そして最終的には北星の鉛筆を買ってくれば…なんて思ったりもしています(笑)

もう少しで東京スカイツリーができて、観光客も増えることでしょう。東京スカイツリーを見て、柴又帝釈天を見る前に
北星によっていただければいいなと思っております。はとバスのコースに入れたら最高ですね!!
現在のWEBの戦略を教えてください。
もくねんさんの美術館というコンテンツがあります。自分の作品をアピールできる場として私が企画しました。
作品の写真を送ってもらえば掲載いたします。親も子供も楽しめるコンテンツを心がけていますね。
今後これが粘土教室などで実現化する予定です。
ズバリ社長にとって鉛筆とは
鉛筆は人を裏切らない!

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