厚生労働省では、「雇用の創出」、「創業支援」を目的として、助成金を支給しています。
助成金とは、もらうお金です。融資ではありませんので、返済の必要はありません。
創業時の代表的な助成金として、中小企業基盤人材確保助成金という制度があります。
大まかに説明させて頂きますと・・・
会社を設立してから約1年間の間に250万円以上の設備投資を行う会社さんが、年収350万円以上の社員を雇用した場合、1名につき140万円が支給されます。
5名まで申請可能ですので、最高700万円が支給される制度です。
条件のひとつである設備投資ですが、事務所の賃料が含まれます。(敷金は含まれません。)
事務所の賃料が1ヶ月20万円であれば、20万円×12ヶ月=240万円となります。
これ以外にパソコン等購入すれば、250万円以上の条件はクリアとなります。
設備にあまり資金をかけずに起業される方が多いと思いますので、事務所の賃料がひとつの判断規準になると思います。(1ヶ月15万円以上でないと皆さん厳しい状況になっています。)
この助成金は、計画を提出してから雇用した方が助成金の対象者となりますので、可能性がある場合はお早めにご検討、導入をさせることをお勧め致します。
なお、こちらの助成金は受給資格者創業支援助成金との併給が可能となっておりますので、起業、創業時は要チェックです。